耐震補強工事
SRF工法
炭素繊維・アラミド繊維と同じく繊維補強工事で、ポリエステル繊維を1液ウレタン樹脂で接着させる工法です。他の繊維補強はコンクリートに直接接着しないといけないですが、SRFは下地仕上げ材のモルタルやタイルの場合でも、浮き又は欠損がなければ直接施工できるという利点があります。
ISGW
耐震補強にデザイン性を
ISGWとはア・ファクトリー【特許工法(登録商標品)】が開発した開放性の高いデザインで、改修後の建物の利便性、居住性を改善した世界初のガラスと鋼の透過型耐震システムです。エポキシ樹脂で固定し建物の個性を生かします。ユニット工法の採用により“居ながら施工”(オフィスビルなどでも通常勤務に影響がありません)も実現。
アラミド繊維
衝撃や摩擦に強いアラミド繊維シートにエポキシ樹脂などを含浸させながらコンクリート部材に接着して補強する工法です。
炭素繊維と違う点は、アラミド繊維は非電導性ということです。繊維の飛散による電気短絡事故の心配がないので、架線や電気設備のある場所でも安全に作業ができます。
炭素繊維
炭素繊維シートにエポキシ樹脂などを含浸させながらコンクリート部材に接着して補強する工法です。
従来の鉄板補強に変わり近年主流となってきた炭素繊維補強。軽量で薄く、鉄板と同じかそれ以上の強度を持ち、且つ、施工が容易で工期の短縮が可能となりました。SRCF工法といって、壁付き柱でも、壁を壊すことなく施工できる特殊アンカー工法もあります。
アラミド繊維に比べ、リーズナブルな為、一般的にビルや橋梁などによく使われます。現在一番ポピュラーな繊維補強といえるでしょう。
無収縮モルタル注入
RC造耐震壁に夜補強・鉄骨ブレースによる補強・柱の鋼鉄巻き補強など、既存コンクリート部材との間を接合する為、グラウド材(無収縮モルタル)を圧入・注入する工事です。片枠内に優れた流動性をもつ無収縮モルタルを注入することで、注入箇所の隅々まで充填することができます。また、注入後はブリーディングがなく収縮しない為、付着力にも優れ、構造物とも一体化を図れます。